舞台紹介〜岡山編舞台紹介舞台紹介〜岡山編
〜岡山〜

※画像は一部を除いてクリックしたら大きくなります
間違い&お気づき指摘や新たな情報等、お待ちしております

原作の舞台 ロケ地 横溝先生関連

疎開先

倉敷市真備町岡田字桜

 

のぼり〜♪

門から見える風景

↑疎開先の家の門を出たところから
見える風景。当時とどのくらい違う?

横溝正史〜疎開先の邸宅です。 
 昭和20年4月〜昭和23年8月、
吉備郡岡田村字桜(当時)に横溝正史先生(43〜46歳)は滞在された。この地で数々の名作と名探偵金田一耕助は生まれた。

 ←クリックしたら大きくなります。


 「昼となく夜となく、田んぼのあぜからあぜへ気ぜわしく歩き回る男」=先生の執筆中のお散歩はすごかったらしい。開発が進んだ地域の中で、まだほんの少〜し?当時の面影を残してるかもしれない桜。ぜひ、訪れてみよう!

 2002年10月15日に新しく当時の様式でオープンした横溝正史疎開邸。
玄関には横溝先生のと並んで金田一耕助の表札が!奥の横溝亮一氏の部屋には金田一耕助の影絵が!玄関内は当時のままの土間。ラジオもおいてある。庭の石もそのまんま。(2Fへの超急な階段だけは取り外してあります)
 稲垣金田一版「犬神家」等でロケ地として使われました。

金田一耕助の影絵  何故か表札が二つ・・・  縁側日記 

 ここに二階へと続く超急な階段がありました。  先生の書斎が見えます。

10:00〜16:00 開館日=火、水、土、日の曜日 無料

濃茶の尼の祠

たたりじゃ〜!

 疎開先の家から南へ30メートル下ったところに「こいちゃのばあさん」とよばれている祠がある。そばには小川が。「八つ墓村」にも登場?!

 これには、『岡田藩家老・千石氏の奥方が東海道の関という宿場で病気になった時、宿の近くの茶屋のばあさんが親切に世話をしてくれ、何処やらへお参りして願掛けをすると霊験があると教えてくれた。女中を代参させて願掛け御祈祷をすると、病気がよくなって無事に帰国することができたので、奥方はそれを恩義として関の地形と同じ川添いの道の四つ角のところへ祠をつくってお祀りした』という言い伝えがあるそうです。
耕助岩

よいしょ!

 濃茶の尼の祠↑のすぐ右横にある岩。長方形をしており、座るのにちょうどよい。
横溝先生が、よくここに座って考えていた事から、人よんで「耕助岩」。

 さぁ、あなたもこの岩に座ってみよう〜!ヽ(^。^)ノ
真備町ふるさと歴史館

倉敷市真備町

この日は土曜日だったので休館日

 ここは江戸時代の真備町、岡田藩支配時代の古文書を保存した文書(もんじょ)館なんだけど、横溝先生の遺品をご家族から寄贈されている「横溝正史コーナー」がある!
 
 書斎の再現や自筆の原稿等。古い写真パネルも展示。入り口のビデオコーナーでは「横溝ビデオ」を見せてもらえます〜!
 
 
開館日:火、水、土、日の曜日  問い合わせ:0866-98-8433 10:00〜4:00
千光寺

名前のモデル、千光寺

 獄門島に出てくる千光寺の名前のモデルとなったお寺。

 疎開先を向かって右の細い道をずんずん進み、山手に行くとお墓が見えてくる。
上り坂をのぼった所が千光寺。
大池の弁天様

ちょっとこの画像は暗いねぇ

 濃茶の尼の祠の四つ角を、向かって左の道をまっすぐに行くと大池という大きな池がある。その池のほとりに弁天様を祀った地所。もちろん先生のお散歩コース♪「空蝉処女」のモデル。渇水時期には沈んだ古木も現れる。
 
 岡田藩主が1716年に建立しその後1979年老朽のため再建されたものらしい。けっこう大きな池だよ。水鳥もたくさん浮いています〜(*^。^*)
 

山田池(山の谷池)

この池のまわりでトリックを・・・

 お散歩好きの先生は、この池にも出没したらしい。しかも夜中も〜(゜o゜;
辺りは今でもうっそうと木が生い茂り、自然に包まれている。夜中に一人で来ると怖いと思うのですが・・・。作品中にも山の谷の地名が出てきます。

 場所は、千光寺から東へしばらく進み、斜めTの字を左に曲がって、舗装があまりされていない道をどんどん進めば到着。

高梁川&旧川辺橋

 

旧川辺橋

「右手にステッキを持ちぶらぶらとこの橋を渡った」

 昭和8年完成されたこの橋、当然横溝先生をはじめ金田一耕助や「本陣殺人事件」に登場する人物達ももちろん渡ったであろう橋。今は歩道&自転車道として機能している。車道用として、すぐ隣に新川辺橋ができている。

橋の上からの風景   旧川辺橋の上

清音駅

清音駅です。

「金田一耕助が、「清−駅」に降り立った」

 いわゆる岡田村の最寄の駅だった。JR清音駅。
 総社よりちょい南。倉敷よりちょっと北。

川辺宿駅

無人駅だ( ̄□ ̄;)!!

川辺宿駅を横から見ると・・・!

勝手にホームに上がれます。 平成11年開通の井原線の川辺宿駅。まわりは田んぼ等の何もないところで、無人駅。ミステリーロードの出発地点でもある。

 ←金田一耕助の絵がこの駅のシンボル。駅前の自動販売機にもこの絵がついてる。
 この駅のキーホルダーが、金田一ファン必携の有名な「金田一キーホルダー」!デザインはこの←絵と同じで200円。総社駅や清音駅等の無人駅でない駅で売っている。買い占めよう!
 

川辺宿の壁画〜金田一耕助の影! ←そして2003年3月末日、新しく金田一耕助の壁画が!

 金田一耕助のシルエットをモチーフにしたデザイン。
どうせならベーカー街地下鉄駅のホームズ壁画&タイルみたいに
ドハデにして欲しかった(笑)

川辺本陣

本陣殺人事件跡

「かつて一柳家の先祖は、この川−宿の本陣だった」

 川辺は山陽道の宿場町として栄えたところ。今は本陣跡の石碑が立っているだけ。 実際の子孫が横溝先生の疎開中に、桜の隣の集落に住んでいたらしい。

 この本陣跡、現在は歯科医院が建ってるー。なお、斜めちょっと向かいの消防屯所の所に脇本陣跡の石碑がある。

名探偵金田一耕助
  ミステリー遊歩道(ロード)

ここからスタート!

こんな風に地面にパネルが・・・ 川辺宿駅から疎開先邸宅、ふるさと歴史館やゆかりの地などをまわる遊歩道。出発地点は川辺宿駅の斜め右向かい。見所の付近の地面には、パネルが埋まっている。

 かなりの距離があるので、暑い時期は避けた方が賢明かも。
下手すれば清水京吉になる?

三宅酒屋

三宅酒店

 桜時代の横溝家御用達の酒屋。向かいの空き地の公園は岡田村役場跡地。
「本陣殺人事件」で三本指の男が一柳家への道を聞き、水を一杯所望した場所。
ただ、モデルは隣にあった小料理屋のほうじゃないかとも言われています。

御主人は子供の頃、酒屋の小僧さんとして横溝邸に配達されていたそうです。
本陣のモデルとなった屋敷跡の話も聞くことができます。

吹屋ふるさと村

川上郡成羽町

吹矢ふるさと村

 江戸時代から明治にかけて西日本有数の銅とベンガラで栄えた街。現在は「ふるさと村」として観光地となっている。
 山奥の旧街道沿いに、ベンガラ格子に赤銅色の石州瓦が印象的な、堂々とした商家や町屋が500メートルにわたって軒を連ねている。もちろん映画やドラマのロケ地として何度も使われてます〜!散策してみましょう。郵便局にも寄るべし!
 その他、広兼邸や笹畝坑道など付近一帯の観光地全部を含めて「吹屋ふるさと村」と呼ぶ。(GS少、要注意)

施設共通券有り(ベンガラ館、広兼邸、郷土館、坑道)700円
問い合わせ:0866-29-2222 吹屋公民館
大塚墓

久弥の埋葬シーン

大塚墓 吹屋ふるさと村から車で五分。
松竹「八つ墓村」で久弥の埋葬シーンに使われた。

車でふるさと村を訪れた方は、足をのばしてみては?
ふるさと村の通りを下ったところにあるTの字を、左に行けば大塚墓。右に行けば広兼邸。
広兼邸

川上郡成羽町中野1710

広兼邸

 徳川末期に建てられた、小泉銅山とベンガラで巨万の富を築いた豪商、広兼氏の邸宅。桜門づくり城郭にまがうばかりの石垣、二階建ての母屋、土蔵3棟、長屋、庭園には風流な水琴窟などなど、ため息が出てしまう。
 八つ墓村、獄門島等、映画やドラマのロケ地に何度も使われているので、見覚えある人も多いはず。下の駐車場ではつきたて餅が食べられる(*^。^*)

大人は300円、小中学生150円
問い合わせ:0866-29-3182 8:30〜17:00
 年末年始休
西江邸

成羽町坂本1604

岡田真澄が分鬼頭

 銅山とベンガラの経営で財を成した西江氏の邸宅。白壁と石州瓦が調和する豪勢な佇まいで、江戸中期の建築といわれている。敷地内には駅馬舎や簡易白洲が残り、火事盗賊や山法などを裁く権限も与えられていて幕府の御用所として利用さえていたことがあるという。

 片岡鶴太郎金田一の「獄門島」では、分鬼頭邸としてロケ地に使用された。
門の前には、双子の松の木と芭蕉の俳句が飾ってある!

大人は300円、高大学生200円、小中学生150円
問い合わせ:0866-29-2805 or 2954 9:00〜17:00 年末年始休

★矢掛本陣

矢掛町矢掛3078

矢掛本陣

 酒屋を営む石井家の18世紀中頃の建築が現在によみがえる? 広大な敷地の中には、書院様式の座敷をもつ11棟からなり、大名や公家などが休泊した上段の間は、武家屋敷としての書院造りに町屋の趣きを取り入れた格調高い造り。白壁、鬼瓦、なまこ壁などなど、日本民家の見どころ満載!
 向かいに脇本陣も公開されており、大庄屋であった旧家高草家を見ることができる。

矢掛本陣 大人は400円、小・中学生200円
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始休
問い合わせ:0866-82-2700 9:00〜17:00(夏季)9:00〜16:00(冬季)

矢掛脇本陣 矢掛町矢掛1981 大人は300円、小・中学生150円
問い合わせ:0866-82-0650 開館日:日曜日&水曜日
野崎家旧宅

倉敷市児島味野

塩田王と呼ばれた野崎家の民家。蔵
土蔵群が待ち構えていてとにかく豪華!
広い庭には水琴窟まであり、昔の面影をそのままに残している。

 中では塩まんじゅうも売っているゾ!ヽ(゚-、゚)ノ

2004年春放送の稲垣吾郎金田一「犬神家の一族」のロケ地でもある。

大人は500円、小中学生300円 問い合わせ:086-472-2001
月曜と年末年始が休み
濃茶の尼のバス亭

高梁市落合町福地

たたりじゃ〜!

 松竹「八つ墓村」あなたは32人殺しの多治見要蔵の子供ではないでバス亭があったところ。濃茶の尼がからんできたり、
渥美清が話し掛けてきたりと、印象に残る場所。映画では村人たちが
憩う場所となっていたようです。

「八つ墓村」DVDの特典映像でも紹介されてますが、現在はそのバス亭となった小屋はありません。特典映像を撮影した後、廃棄処分されたそうです。お店兼簡易郵便局。
久野医院と大谷八幡神社

川上町

車でこの角をまわります。回廊のある神社左:松竹「八つ墓村」で、久野医院として撮影に
  使われた民家。門から藤岡さんが出てきます。

右:辰弥と美也子が浴衣を着て祭りを見物していた
  回廊のある神社。両方とも川上町にあります。

三座神社

お宮参りの神社と井川丑松邸

高梁市中井町

辰弥のお宮参りの神社 松竹「八つ墓村」で、中野良子扮する鶴子が辰弥のお宮参りに神社の階段を登っていくシーン。向かいの井川丑松邸と畑もそのまんま〜。
神社は、脇の木が当時より生い茂っているため階段ははっきり見えませんが、スジになっている。

←クリックしてみてね!

ビジネスホテル高梁では、当時のロケの様子を聞くことができます。

千屋牛  黒毛和牛の千屋牛肉は、役牛として作られた千屋牛を清らかで緑豊かな風土の中で、時代の流れにあわせ肉質を更に改良したもの。適度に脂がのったその味には定評あり(^-^)
 「八つ墓村」関連。 
ちょっと現在調べ中。待っててください。
★津山事件

津山市K町大字Y、K集落

 昭和13年5月21日深夜1-3時頃、津山市の北20キロに位置する苫田郡内の戸数23人口111人(当時)の小村で、21歳の青年が起こした事件。日本刀や猟銃を使い、約1時間半の凶行で民家11戸を襲い30名の死者、重傷1名、軽傷2名を出した。

 
「八つ墓村」のヒントになった事件として有名。防犯展覧会で、その惨劇の写真等を先生は見たらしい・・・。(*_*) 当時は津山市内ではなかったが2005年3月津山市に吸収。
勝山駅

K駅のホームにて

 「夜歩く」に出てくるK駅の事。JR勝山駅。
ここから牛車でゴトゴト、金田一耕助たちは鬼首村へ向かいます。
 
ちょっと現在調べ中。待っててください。
八塔寺ふるさと村

和気郡吉永町

かえれ!

↑稲垣「八つ墓村」で辰弥が
濃茶の尼にからまれる場所

 場所は兵庫県よりの岡山県にあり、「悪魔の手毬唄」の舞台と一致する。
稲垣金田一の「八つ墓村」やトヨエツ金田一の「八つ墓村」のロケ地。
わらぶき屋根の民家が田んぼの間に点在しており、とてもいい雰囲気♪金田一の気分になって、あぜ道をゲタで走ってみよう〜!

八つ墓明神?
 ←この場所は、ふるさと村内の茂みの中にあるのですが、
  トヨエツ金田一の八つ墓明神のシーンの場所にそっくり…。
  ちょうど八つありますし、一番右の石は、積み重ね方も同じ。
  真偽のほどはわかりません(汗)

笠岡港

笠岡港です。

 笠岡はカブトガニ博物館と港があるところ。「獄門島」「悪霊島」等のロケにも使われました。でも倉庫街は年々壊されつつあるそうです…。
 ここから獄門島に渡る船が出てます。

 
ちょっと現在調べ中。待っててください。
下津井
 倉敷市下津井


 
下津井駅

下津井の港 瀬戸大橋の付け根。どんな町なのか、その歴史と発展と衰退については「悪霊島〜上」を読めばわかる。ここの港から刑部島へむかいます。ただし瀬戸大橋のため当時とは状況は変化。

 現在も昔と変わらない景観がまだ残っており、鷲羽山に瀬戸大橋を眺めに来る観光客がたまに立ち寄る。橋の為に、鉄道も航路も廃業してしまったが、景色もよくていいトコですよー。
薬だんす
 「むかし下津井回船問屋」には資料が豊富にあるので必見。
                    薬箪笥も展示してありました→

←廃駅となった下津井駅は映画「悪霊島」のロケ地。

 今も残る古い町並みを、浅井はるの家を探して歩いてみよう!
ヒッピー風の若者にも会えるかもしれませんぜ。
鷲羽山

倉敷市

 

 児島半島の先端の山。「悪霊島」では、冒頭で磯川警部と金田一耕助が、例の「鵼のなく夜は…」のテープをそこで聞く。展望場所は駐車場から少し歩いて登らないといけないのですが、わざわざそんな上まで当時の重いテープデッキを持っていった磯川警部はスゴイ(^-^;

瀬戸大橋〜鷲羽山展望台より 現在は鷲羽山からの眺めは瀬戸大橋抜きには語れない。思わず四国まで続いていく橋に気をとられてしまいがちですが、獄門島はどこかな〜刑部島はこれかな〜と、島を見るようにしましょう!

 余談ですが、鷲羽山ハイランドという遊園地があります。そこでのイチオシはジェットコースターではなく、スカイサイクルです。ぜひお試しあれ〜!
真鍋島

笠岡市真鍋島

真鍋島です。

 笠岡から船でトコトコ。横溝先生の岡田村での軍師、加藤一(ひとし)さんが先生として赴任していた場所。要するに、実質「獄門島」のモデル。昭和の始めからほとんど風景が変わっていないと言われていて、人口は現在約400人。四季を通じて温暖な気候なので花づくりが盛ん。小中学校の運動場西の場所には、真鍋島の本家屋敷跡がほんの少しだけ残っているらしい…。
 もちろん、キニナル駐在所も健在です!旅館等の食事は海産物食べ放題(゜O゜;

 「獄門島」「悪霊島」などの横溝作品の他、「瀬戸内少年野球団」などの映画ロケでも有名。夏の夜の海辺では夜光虫が見れるらしい。

六島

笠岡市六島

獄門島ヽ(^。^)ノ

「備中笠岡から南へ七里、瀬戸内海のほぼなかほど、そこはちょうど岡山県と広島県と香川県の、三つの県の境にあたっているが、そこに」小島があって六島といいます。
 もちろん獄門島のロケ等に使われましたー!

 灯台の島ともいわれていて、島の人口は現在約100人くらい。島の高い所には小学校があり、見晴らし良好♪大正時代からある灯台は白く大きく、以前は灯台守が住んでいたが、昭和40年代以降無人に。冬になると咲き乱れる自生の水仙が島の自慢♪
 桟橋は護岸工事の為かつての面影はないが、近くの唯一の小さなお店の前には、島の人達がよく集まっているよ!いろいろ話を聞いてみよう!

 真鍋島からの一日2便の船と週に一度の笠岡への船のみ。
問い合わせ:六島航路 0865-68-3962 
岡山を舞台にした作品は・・・ 本陣殺人事件、獄門島、夜歩く、八つ墓村、死仮面、鴉、湖泥、蜃気楼島の情熱、車井戸はなぜ軋る、首、悪魔の手毬唄、人面瘡、悪霊島

横溝World